マインドフルネスと感情調節の研究−2

実験開始直前に「REACT(反応する)」と「ACCEPT(受け入れる)」という2種類の感情調節の方法を教示し、ネガティブな写真とニュートラルな写真を見ている時の脳活動を比較した研究があります。 REACTではいつも通りに続きを読む “マインドフルネスと感情調節の研究−2”

瞑想時間と脳の関係

瞑想実践時間と注意維持に関わる脳領域の活動に関して興味深い結果を示した研究があります。 この研究では、瞑想をした経験のない一般の参加者と、瞑想実践を重ねてきた仏教僧侶の脳をfMRIを使って調べました。予想通り、一般の参加続きを読む “瞑想時間と脳の関係”

瞑想と脳

瞑想をすることで脳の機能や構造が変化することが多くの研究で示されています。 瞑想は大きく集中瞑想と観察瞑想の2つに分けられます。同じ瞑想でも、この2つは少し違う脳機能を必要としていて、瞑想というトレーニングによって鍛える続きを読む “瞑想と脳”

長期間の瞑想実践者の脳

瞑想熟練者と瞑想初心者の脳活動を比較した研究をご紹介します。 背景 長期間の瞑想実践が脳に与える影響はまだ十分には知られていない。先行研究から、注意、ワーキングメモリー、学習などで、神経放電の同期が総合的な役割を担ってい続きを読む “長期間の瞑想実践者の脳”

マインドフルネスと自己

自己のとらえ方には2つの種類があります。 ① 自分を過去の経験から捉える =物語としての自己② 今この瞬間の経験から捉える =経験としての自己 マインドフルネスのトレーニングによって、経験としての自己に関わる脳機能が変化続きを読む “マインドフルネスと自己”

注意の向きと脳機能

考え事をしている時には、五感による情報処理が抑制されることを示唆する研究をご紹介します。 背景 多くの認知課題は感覚情報の処理を必要としない。注意が内側に向いているときは思考の邪魔になる知覚情報を無視したり抑制したりする続きを読む “注意の向きと脳機能”