コンパッッションは「他者の苦しみを認識し、助けようとするモチベーション」のように定義されることが多いですがStraussら (2016)は、コンパッション研究の総説論文で、コンパッションに下記の5つの要素を見出しています。
- recognizing suffering
(苦しみを認識する) - understanding the universality of human suffering
(人間の苦しみの普遍性を理解する) - feeling for the person suffering
(その人の苦しみを感じる) - tolerating uncomfortable feelings
(不快な気持ちを許容する) - motivation to act/acting to alleviate suffering
(苦しみを和らげるために行動する動機付け)
他には、Joan Halifaxによる以下のような定義があります。
「自分や相手を深く理解し役に立ちたいという純粋な思い。自分や相手と共にいる力。」
コンパッションは他者に向けられるものとして扱われることが多く、自分に対するコンパッションをセルフコンパッションとして別の用語で表したりしますが、このJoanの定義では自分に向けられるものも明示されていて個人的に好きな定義です。