デンマークの”フーガ (Hygge)”という概念に関するBBCの記事を読みました。イギリスやアメリカなどで注目されているようです。
フーガはなかなか他の言語に訳すことが難しいのでそのままフーガと呼ばれますが、あえて訳すなら「居心地の良さ」のような意味になります。しかし単に居心地が良いというだけでなく、日常の忙しさを少し横において、自分のためのゆっくりした心地よい時間を過ごすことや、自分を優しく扱うといったニュアンスを含みます。

マインドフルネスの今ここでの経験にフォーカスすることや、コンパッション(自分に優しい目を向ける)ことに通じるものがあります。以前、マインドフルネスの研修を行っていた際に、参加者の方が、
「仕事をしている時には家のことを考えていて、家にいるときは仕事のことを考えている」
とおっしゃっていました。頭の中と実際の現実がちぐはぐになってしまっている良い例で、おそらく誰しも経験することではないでしょうか。
日常の中にフーガを取り入れて、自分に優しい心地よい時間をマインドフルに(心地よさを十分に感じながら)過ごしてはいかがでしょうか。